Pitch Tunneling は、複数の球種を打者の「判断ポイント」までほぼ同じ軌道で投げ分け、判断後に大きく変化させて打者を出し抜く技術。Driveline / Baseball Prospectus 由来の概念。

重要な指標は 2 つ。(1) Tunnel Point Distance: 打者が判断を下す位置 (本塁から約 23 ft) までの軌道差。(2) Break Differential: 判断後にどれだけ別方向へ離れるか。

理想は「判断点までは同じ、判断後は別」。例えば 4シーム高めとカーブ低めを同じトンネルから投げると、打者は同じ球と思って振り、軌道が大きく外れる。

上原浩治の「同じ腕の振りからの 4シーム + スプリッター」、千賀滉大のお化けフォーク、佐々木朗希の 4シーム + スライダーは典型的なトンネル巧者。Stuff+ では球質、Location+ では制球、Tunneling は「組み立て」を測る別軸。

→ 関連: Stuff+ Location+ / Spin Rate / 球種分類