ナックルボールは指の関節 (ナックル) や指先で球を押し出し、回転をほぼゼロ (Spin Rate < 500 rpm) に抑える。空気の流れで縫い目が突然乱れ、予測不能な揺れが生まれる。
速度域は 60〜75 mph と遅く、捕球側もパスボール覚悟。専用キャッチャーが付くケースもあり、R.A. ディッキー (2012 年 Cy Young) やティム・ウェイクフィールドが直近の代表格。
メリットは肩肘への負担が小さく長期キャリアになりやすいこと、デメリットは習得難度が極端に高く、再現性が低いこと。コーチング体系も確立されておらず、属人的に伝承されてきた。
現代 MLB では本格派ナックル投手はほぼ不在。日本人投手で常用例はほぼないが、岩隈久志がスプリッターと並べる小細工として落差を変えるシュート系を投げ分けた程度。Statcast 上は KN タグ。
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